Original Works
sleepiness / 睡眠不足

Illustration

アメリカの生物学者レイチェル・カーソン作「the sense of wonder」。
” すべての子どもが生まれながらに持っているその感性をいつまでも失わないでほしい” という思いを込めたこの本と出会い、幼少期には当たり前だった不思議だと思う感覚を思い出す。

眠いと思った時、溶けたように重力に負け軟体化する。
また周りが歪み、ぼやけ、自身も右往左往と動く。流動感ある視覚と感覚。
眠いと思った時には周りの捉え方が一変し、不思議な感覚になる。
眠気の中にsense of wonder な世界が広がる。
想像は心の味方になる。
暖かい春を待ち望むかのように目の前に現る現象、それは思ったよりも喜劇的で笑える。

そんなときめく不思議な感覚を歳をとっても忘れないよう飾ることを表し、現象を私の芸術の原点でもある
“絵描き”で記録するように描いた。

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